ポーカーの魅力と面白さ|経営者や各界のトッププレイヤーも熱くなる理由

ポーカーが単なるカードゲームという認識ならば、少し勘違いがあるかもしれません。

なぜなら、ポーカーにはカードゲームとしての面白さ以外にも、「マインドスポーツ」としての競技的な側面もあり、経営者や芸能人、スポーツ選手など、各界のトッププレイヤーを熱狂させる奥深い魅力があるからです。

そこで本記事では、ポーカーがなぜ人を惹きつけるのか?その魅力と面白さ、人気と流行について解説していきます。

また、ポーカーの中でも主流であるテキサスホールデムについてもお伝えしていきます。

目次

ポーカーは世界的な人気を誇り、その波は日本でも急速に広がってきています。

その中でも、「テキサスホールデム」は最もプレイヤー人口が多く、そのゲーム性の高さから多くの人々を惹きつけています。

ここではまず、世界的なポーカー人気と日本での流行に焦点を当て、その背景や温度感について解説していきます。

・世界的にはテキサスホールデムが主流
・日本でも店舗や大会が増え人気が加熱中
・テキサスホールデムの魅力や面白さとは

世界的にはテキサスホールデムが主流

日本でポーカーと聞くと、はじめにカードが5枚配られるルールのドローポーカーを思い浮かべると思います。

ですが、世界的には「テキサスホールデム」というポーカーの方が人気であり、主流は圧倒的にテキサスホールデムで、世界中のプレイヤー人口は1億人以上もいるほどです。

テキサスホールデム※は、ドローポーカーから派生して生まれたテキサスが発祥のポーカーゲームです。

人気になった大きな理由の一つは、7枚のカードから役を作れるため、強い役が従来よりも頻繁に出やすい点です。

※テキサスホールデムのルールの詳細はこちら

テキサスホールデムのルールを解説|用語や上達のポイントも紹介

カジノでテキサスホールデムが導入された時期は、1960年代頃という説が有力ですが、そのゲーム性から人気が広がっていきます。

その後、ラスベガスのWSOP(World Series of Poker)という大会が1970年代に開催されるようになりました。特に、2003年の同大会では、1000人弱の参加の中から、プロではないクリス・マネーメーカーが優勝し、無一文から大金持ちというアメリカンドリームをつかみました。翌年には、2500人以上が参加し、それ以降も参加者が増え続け、米国でのポーカー人気の波を作り出しました。

なお、WSOPの2023年大会では、過去最多の10,043人が参加し、その賞金額はなんと1210万ドル(約17億円=1ドル140円換算)にも及びます。

同時に、競技としても盛んになり、大会の模様がテレビ放映されるようになったり、007などの人気映画でプレイシーンが登場したりもしています。

日本でも店舗や大会が増え人気が加熱中

昨今、日本でもテキサスホールデムの流行が広がりはじめています。

ですが、その説明の前に、大前提として理解しておくべきことがあります。

それは、日本では賭博が違法ということです。本来ポーカーはゲームとしての娯楽とギャンブルの要素があるものですが、「日本でギャンブル(賭博)はできない」ここが海外の潮流とは全く違うところなのです。

このような側面もあるため、日本においてのテキサスホールデムの認識はあくまで「マインドスポーツ」※であり、競技としての面白さが浸透して店舗や大会が急増しているのです。

※テキサスホールデムは、ポーカーの役の強さで各ゲームの勝敗を決め、最終的に勝ちポイントを多く残すために、勝負どころを見極めるマインドスポーツ。

実際に、日本最大の大会であるJOPT(Japan Open Poker Tour)の2023年5月の参加人数は、サイドイベントを含めると14,000人以上が参加し、その競技としての規模は広がっています。

日本においての流行は、ギャンブルではなく、ゲームとしての娯楽やスキルを競うマインドスポーツとして人気を集めているというわけです。

テキサスホールデムのルールの詳細はこちら

テキサスホールデムのルールを解説|用語や上達のポイントも紹介

プレイヤー人口も著名人の発信も増えている

テキサスホールデムの日本での流行のきっかけとして、YouTubeやSNSなどの影響が大きいと言われています。

特に、世界のヨコサワさん(登録者約85万人)や、しゅんぽーかさん(約20万人)、堀内正人さん(約15万人)※などから影響を受けて、はじめる人も多いようです。

※2024年3月時点

そこに加えて2024年になってからは、著名なYouTuberや芸能人、お笑い芸人などが大会に積極的に参加し、テキサスホールデムの発信も増えてきています。

たとえば、GACKTさんや俳優の本郷奏多さんは、大会で入賞するほどの腕前です。また、お笑い芸人の小籔千豊さんは、テキサスホールデムに関する専用のYouTubeチャンネルを開設しています。

挙げると切りがないくらい、多くの実業家や著名人、芸能人がテキサスホールデムをプレイし、大会にも出場しているのです。

このように、影響力のある著名人が発信をすることにより、テキサスホールデムはさらに幅広い層まで注目を集め、プレイヤー人口も拡大していくことが見込まれるでしょう。

ポーカーハウス経営者への取材記事にて生の声もあります。

ポーカーハウスのビジネスモデルの現状と大事なポイント

テキサスホールデムは、世界中で最も広くプレイされ、日本国内でもその魅力や面白さに気づく人が増えています。

また、大会規模もどんどん大きくなり、競技としても注目されていますが、多くの人々を熱くするその魅力や面白さとは何なのでしょうか?

ここでは、テキサスホールデムの魅力や面白さについて解説していきます。

・運と実力のバランスがいい
・スキルゲームとしても奥が深い
・会話も楽しめる社交的な要素

運と実力のバランスがいい

第一に、テキサスホールデムの魅力として挙げられるのは、「運と実力のバランスが非常に良いところ」です。

一般的にテキサスホールデムの勝敗においては「運が約70%・実力が約30%」の割合で影響すると言われています。これは、ゲーム中にランダムな運の要素※もありながらも、適切な戦略や心理戦などの実力や経験も勝利に影響することを示しています。

※これを不完全情報ゲームという。例:ポーカー、バカラ、ブラックジャックなど。

他のゲームと比べても、テキサスホールデムはこのバランスが非常に優れているため、プレイヤーはスキルを磨き、このゲームに熱中しているというわけです。

運の要素に頼るだけでなく、相手の手札やプレイパターンを読む推理力や、適切なタイミングでのブラフ(ハッタリ)などの戦略を駆使して巧みな心理戦が繰り広げられます。

そのため、テキサスホールデムはカードがめくられる度に緊張感があり、常にワクワクできる面白いゲームなのです。

スキルゲームとしても奥が深い

テキサスホールデムの魅力は、「スキルゲームとしての奥深さ」にもあります。

初心者が運によって勝利するビギナーズラックもある一方で、レベルが上がるにつれてスキルや経験が勝敗に大きな影響を与える側面もあるのです。

勝敗やプレイヤーの強さには、戦略、確率論、心理学、分析力、リスク管理、忍耐力、コミュニケーション力など、これらの多様なスキルや経験値が必要になります。

ゲームでは状況に応じた「最適なプレイの選択」や「確率の理解」、「相手の行動を読む能力」が重要です。

そのためには「相手のプレイパターンを分析」し、「戦略的な判断」を下す必要があり、非常に奥が深いのです。

このように、このゲームは単なる運任せの娯楽だけではなく、スキルや経験が勝敗に大きく関わるため、魅力的なゲームなのです。

会話も楽しめる社交的な要素

テキサスホールデムの魅力はゲーム以外にもあります。それは、ゲーム内での会話や交流が楽しめる「社交的な要素」です。

ゲームに関する共通の話題もあるため、自然な会話が生まれやすく、新しい人との出会いや友情を築く場にもなります。

ゲームの進行や相手のプレイを話題にして、プレイを賞賛することでコミュニケーションが盛り上がります。

また、ゲームの性質上プレーに参加する時間よりも、参加しない時間の方が長いので、実際は待ち時間が多いのも会話につながる要素です。

このように、テキサスホールデムは人との交流やコミュニケーションを楽しめる社交の場でもあります。

ビジネスの舞台で成功を収める経営者や、芸能人、スポーツ選手※など各界のトッププレイヤーが、テキサスホールデムに情熱を燃やす姿を目にします。

これは実際にプレイすると見えてくることですが、テキサスホールデムに熱中するのには、単に面白いということだけではない理由があります。

そこで本項では、経営者やあらゆる他業界のトッププレイヤーが、なぜこのゲームに魅了されるのか?その要素や理由について解説していきます。

※ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェット、世界のサッカー選手(クリスティアーノ・ロナウドなど)、など多くの著名人やトッププレイヤーがプレイしています。

・ゲームで鍛えられるスキルが多い
・適度なスリルや緊張感があじわえる
・新たな人間関係や情報との出会いになる

ゲームで鍛えられるスキルが多い

経営者や各界のトッププレイヤーがテキサスホールデムに熱中する理由は、多くのスキルが鍛えられる点です。

先述している通り、このゲームで勝つためには、戦略力、ストレス耐性、リスク管理、決断力、忍耐力、そしてコミュニケーション力などが重要となります。

たとえば、重要な要素として決断力があります。

テキサスホールデムで勝つためにはベストなプレイを選択する決断力が常に求められ、これは大事な決断をする場面の多い経営者や、ビジネス業界、スポーツ業界においても活かせるスキルになるはずです。

このゲームで鍛えられるスキルは、ビジネスなど別の業界にもつながる部分が多くあるため、注目されているという側面もあります。

適度なスリルや緊張感があじわえる

また、熱中する理由として、適度なスリルや緊張感を味わえるという魅力もあります。

このゲームは、予測できないことが頻繁におこり、勝つ確率も瞬時に変わるため、プレイヤーには常に高い集中力が必要とされます。それによって、プレイヤーは自身の判断や決断にプレッシャーがかかります。

ビジネスシーンや他の競技と同様に、適度な緊張感があるということです。

カードをめくる瞬間や、自身の決断で勝敗が決まるスリルがプレイヤーを没頭させ、他のゲームにはない興奮感と楽しさを体感できます。

社会においても、ステージが上がれば上がるほど、緊張する場面やストレスのかかる状況、

失敗が勝敗を左右する大事な局面はあるはずです。

このようなスリルや緊張感が、経営者やトッププレイヤーにとって、自身のステージでも活かせる貴重な体験となり、テキサスホールデムの魅力に引き込まれるのでしょう。

新たな人間関係や情報との出会いになる

テキサスホールデムが愛される理由として、新たな人間関係や情報との出会いにもつながるという要素もあります。

特にポーカーハウスやアミューズメントカジノでは、プレイヤー同士が交流する機会が豊富にあり、そこで得られる情報や人脈は非常に貴重なのです。

実際にポーカーハウスの経営者に取材※したところ、ゲームをきっかけに出会った好事例も多く存在するとのことでした。

また、都内のポーカースクールでは、経営者や芸能人が多数通っていると耳にします。

ポーカーハウスやアミューズメントカジノは、一種のコミュニティに属しているような雰囲気があり、そこでの出会いや交流も魅力的な要素なのです。

※ポーカーハウス経営者への取材記事

ポーカー(テキサスホールデム)店経営者が語る「ポーカーの魅力と思い描く未来」

テキサスホールデムには、単なる娯楽としてのカードゲームではなく、その奥深い戦略や、心理戦、スリルから、経営者や各界のトッププレイヤーまで競技として熱くさせる魅力があります。

そもそも世界的にはテキサスホールデムがポーカーの中では主流であり、日本でも急速に人気が広がっています。

このゲームは「運と実力のバランスが良く」「スキルゲームとしても奥が深い」ため、常に新しい上達の機会が待ち受けています。

また、テキサスホールデムはゲームや競技としての面白さ以外にも、「社交の場」としての要素もあり、人との交流やコミュニケーションを楽しむことも大きな魅力です。

さらに、経営者や各界のトッププレイヤーがポーカーに熱中する要素として、「ゲームから鍛えられる多様なスキル」や、「適度なスリルや緊張感」、「新たな人間関係や情報との出会い」など社会や仕事に活きることも多いからです。

ハッシュタグでは、ポーカーを「マインドスポーツ」として捉え、それをコミュニケーションの手段と促進につなげるため、企業での社内研修等も提供しております。戦略的思考やチームワーク強化、交流促進等を目的としたこれらプログラムにご興味のある方は是非お問い合わせください。

執筆者:武藤 匡平 監修者:中小企業診断士 居戸 和由貴

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この記事を書いた人

【中小企業診断士】
生命保険会社、人材会社、戦略コンサルタント会社での経験を経て、2021年に中小企業診断士として独立。強みであるマーケティングとテクノロジーを軸に、中小企業の売上拡大を目的として活動

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